●男子団体準決勝
〈日本 3-1 フランス〉
○森薗 6、-9、5、2 アングレ
○村松 9、10、-7、4 フロール
三部 -5、-11、-7 A.ロビノ○
○森薗 -5、9、7、4 フロール
日本男子、森薗の2得点の活躍でフランスを撃破。決勝で中国への挑戦権を得た!
森薗はフォアストレートへの意表を突くカウンター、3球目強打からのツーバウンドストップ、台上バックドライブからの快速速攻と、目のさめるようなプレーを披露。ゲームを落としても、次のゲーム以降はきっちり修正できる戦術の対応能力も光る。プレーも速いが、頭の回転も相当速い。
隣で試合をしている中国のベンチも、森薗のナイスボールには感嘆の声を上げていた。中国選手たちにとっても気になる存在のようだ。「勝ってチームを引っ張るだけでなく、試合の準備など多くの面でチームの模範となる選手。本当に頭が下がりますね」と渡邊隆司監督。「アジアジュニア選手権では、団体戦でエースで出て、予想以上に苦戦した。その苦い経験を今大会で活かしてくれている」(渡邊監督)
タイペイ戦でオーダーから外れた村松は、2番でフロールに勝利。前陣でシャープな両ハンドドライブを放つフロールだが、カット打ちはまだバックストレート、フォアクロスに強打を放つだけのパワーがなく、回り込んでの攻撃もバッククロスに集まっていた。村松はバックのよく切れたカットから、バック強打やフォアドライブでの反撃も随所に決めた。
「準々決勝のタイペイ戦では、優勝するためには酒井や三部も含めた全員の力、そして経験が必要ということで、あえて村松をオーダーから外した。(準々決勝で敗れた)三部を準決勝で使ったのも、彼の奮起を期待してのオーダーでしたが、相手のA.ロビノが一枚も二枚も上手でしたね。
決勝まで来るのも非常に厳しい戦いでしたが、チームの雰囲気は良くなっているし、勢いが出てきている。決勝で当たる中国に対しては、いろいろと準備もしてきた。チャンスはあると思っています」(渡邊監督)