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2013世界ジュニア選手権速報

●女子団体準決勝
〈中国 3-0 ルーマニア〉
○顧玉ティン 8、6、5 ディアコヌ
○劉高陽 9、2、5 チオバヌ
○王曼玉 5、4、4 バリント

●男子団体準決勝
〈中国 3-0 ポーランド〉
○孔令軒 6、-7、6、7 ディアス
○梁靖崑 10、4、2 ヴィエチェク
○周啓豪 8、8、8 ザトウカ

中国は男女とも、1試合も落とすことなく決勝まで勝ち上がった。
準決勝で中国と対戦した女子のルーマニアは、なんとスッチが出場せず。準々決勝でフェンスを蹴飛ばしてダッシュしていた姿を考えると、故障とは考えにくい。「勝機なし」と見て、個人戦に向けて手の内を隠したのか。
 スッチは試合後の握手の時、中国女子の閻森監督に指を差されて、いたずらっぽい笑顔を浮かべていた。ルーマニアで健闘したのは2番チオバヌ。前陣での守りが堅く、カウンターもうまい。実は打球センスはスッチより上かもしれない。

男子は韓国を破って勝ち上がったポーランドと対戦。ポーランドはエースのディアスをはじめ、威力あるバックドライブで善戦したが、レシーブやブロックなどの技術の精度には大きな差がある。決勝ではエースの梁靖崑、サウスポーの孔令軒がシングルス2点で出てくるのではないか。

中国の男子は、前回のメンバーに比べると「ひとつ世代が変わったかな」という印象を受ける。「80後(80年代生まれ)」「90後(90年代生まれ)」など、中国には若者の世代を表す言葉があり、「新人類」のような言われ方をするのだが、今回のメンバーも劉国正監督に結構軽口を叩いていたりする。そして、経験不足もあり、メンタル面はまだ弱い。ここが日本にとってはつけ込み所だ。
  • 前回よりフォアの球威が増した劉高陽

  • ルーマニアの隠れた実力者・チオバヌ

  • まだパワー全開とはいかない梁靖崑

  • 中国戦2番に出場、ポーランドのヴィエチェク