●男子シングルス準々決勝
ジャン・ウジン(韓国) -10、4、8、8、5 村松
孔令軒(中国) 5、11、5、5 ムッティ(イタリア)
周凱(中国) 9、-4、4、8、8 カルデラノ(ブラジル)
森薗 -10、4、9、8、10 周啓豪(中国)
男子シングルス準々決勝、森薗が中国の周啓豪を破り、ベスト4進出!これでメダル確定だ!
「周啓豪はそこまでやりづらくもないし、中国の粘着性ラバーもそれほど気にしていなかった」。ベンチに入った田勢邦史コーチはメダルを決めた戦いを振り返った。「精神的に優位に立って、森薗は試合が進むにつれて自信をつけていったし、逆に周はどんどんナーバスになっていった。ツボにはまった時のバックドライブだけは威力がすごいので、バックにボールを回す時は注意するように言いました」(田勢コーチ)。
森薗は威力ある周のバックドライブを浴びる場面もあったが、カウンターのシュートドライブなどでフォアサイドをうまく攻め、よく切れたしゃがみ込みサービスも有効だった。ミスに苦笑いを浮かべる周に対し、森薗はファイト満々、最後まで自分のスタイルを貫き通した。
「森薗を勝たせるのがぼくの仕事。明日はベンチや日本選手団も盛り上げていきたい。日本チームが一丸となって戦います。大会最終日に、日本の皆さんに良い報告ができるように頑張ります」(田勢コーチ)。明日の対戦相手は中国の周凱。団体決勝3番で酒井に敗れた選手。こちらもオーソドックスなスタイルなので、十分に勝機はありそうだ。
村松は、3回戦で梁靖崑(中国)を破ったジャン・ウジンに苦杯。カット型が多い韓国、「相当打ち慣れているな」と感じさせるカット打ちだった。第1ゲーム8-10から逆転したが、その後が続かなかった。