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2013世界ジュニア選手権速報

●女子シングルス決勝
顧玉ティン(中国) 9、-7、-9、5、-3、9、8 劉高陽(中国)

女子シングルス決勝は、顧玉ティンがゲームオールで劉高陽を下した。三度目の決勝進出でついに頂点に立った!

ともに長身のサウスポー、両ハンドのラリー戦を得意とするふたり。しかし、劉高陽が手首の柔らかさと強さを活かし、ムチのようにしなるスイングで打球点の高い両ハンドドライブを打つのに対し、顧玉ティンはその身体能力の高さゆえか、打球点に対する厳しさがあまりない。特にバック対バックでは劉が優勢に立ち、顧はバック対バックの勝負を極力避け、早めに回り込むか、先にバックハンドで相手のフォアへボールを回していた。

フォアのスイングも劉のほうが合理的で、フォアストレートにもパワードライブが打てる。顧はややアッパースイングで、劉高陽に比べると弧線が高い(山なりになる)。それでも顧は中盤から、中陣でフットワークを活かしてよく動き、フォアの連続攻撃でプレッシャーをかけた。バックハンドは強打は無理でもとにかくしのいだ。優勝を意識してしまった感がある劉は、受け身に回り、タイトルをあと一歩で逃した。

5回目の世界ジュニア、3回目の決勝進出、そしてついに初優勝の顧玉ティン。これで晴れて世界ジュニアは卒業。これから中国代表に定着していけるか、注目だ。
  • 最後は迷わずに攻め抜いた顧玉ティン

  • 劉高陽、悔しい準優勝

  • 決勝後に安堵の表情

  • ついに表彰台の頂点に立った