速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

平成25年度全日本選手権大会速報

●女子シングルス4回戦
福原(ANA) 7、6、2、5 早田(石田卓球クラブ)
石川(全農) 5、8、10、10 渡辺(早稲田大)
平野(ミキハウス) 11、8、8、8 鈴木(専修大)

2012年ロンドン五輪代表の福原、石川、平野はいずれも初戦でストレート勝ち。昨年は平野が初戦敗退という波乱があったが、今年は揃って5回戦に進んだ。

左シェークドライブ型の鈴木を、巧みな緩急と広角なコース取りで下した平野は、試合後「どうしても去年、4回戦で負けたイメージがあった」と明かした。「ミキハウスに入ってから、こんなに緊張する初戦はなかった。今年は今までの対戦成績は一度全部忘れて、『初めての全日本』という気持ちで頑張ろうと思います」(平野)。混合ダブルスでも初戦負けを喫したことで、その状態が心配されたが、「調子は決して悪いわけではない」とコメントしている。

石川は同じサウスポーの渡辺に対し、第3ゲーム、第4ゲームは先にゲームポイントを奪われながらも落ち着いていた。「左利きには少し苦手意識があって、大会前は左の人と多めに練習してきた。コース取りなどのパターンも分かってきたから、4−0で勝てたと思う」(石川)

そして、昨夏の全中女王、中学1年生の早田と対戦した福原は、打球点の早いフォアハンドの連打で快勝。読みと動きが早すぎて、「相手のボールが待ちきれないのでは?」と思うほど、圧倒的な打球点の早さ。中国合宿での練習相手のレベルの高さがうかがい知れる。「早田さんは年齢は私の半分くらいですけど、一般で勝ち上がってきた以上はひとりの大人と考えている。一般は本当に強い人ばかり。年齢に関係なく、一戦一戦頑張ります」(福原)