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平成25年度全日本選手権大会速報

●女子シングルス準決勝
森(昇陽高) 11、11、4、6 福原(ANA) 
石川(全農) -8、3、5、8、12 若宮(日本生命)

女子準決勝で福原愛がまさかの敗退。しかもゲームカウントは0-4。福原を破ったのは高校生の森さくら。
決勝戦は石川佳純と森さくらの対戦になった!

森のボールは回転量が多く、重い球質。それでいて、ミドルのボールに対して、高い打球点でストレートへ決定打が打てる。大きく左右に振られても、広いスタンスで前陣で打ち返し、体勢を崩さずにすぐに次球が打てるのは、相当体幹が強いのだろう。
「ピッチの早さなら敵はいない」と思われた福原がラリー戦で押され、次第に打つ手がなくなった。福原は2ゲーム続けてジュースで落とした後、第3ゲームは0−4、2−9と一気に離され、やや集中力を欠いた状態に。第4ゲームも森が中盤でフォアクロスへの超前陣カウンタードライブなど、スーパープレーを連発し、そのまま一気に押し切った。勢いだけでは福原には勝てない。この実力は本物だ。

石川は若宮とのサウスポー対決を制した。1ゲーム目にいきなり0−6と離され、このゲームを落としたが、2ゲーム目の4−3から3ゲーム目の6−0まで、なんと13点連取の離れ業。4ゲーム目も4−8のビハインドから7点連取で逆転。バックストレートへの威力ある回り込みドライブが随所で決まった。
「石川さんとは左対左で、お互いにやりにくさはあるけど、自分の中に流れを変えられる技術がなかった」と試合後の若宮。「組み合わせを見て最低でもベスト4に入りたいと思っていた。その目標がクリアできたのは良かった」(若宮)。
  • ストレートで福原を破った森

  • 石川は2度目の優勝まで王手