●男子シングルス準々決勝
水谷(DIOジャパン) 11、7、5、7 坪井(青森山田高)
やはり今大会の水谷は強い。後輩の坪井とのサウスポー対決をストレートで制し、準決勝進出を決めた。
序盤は坪井がチキータからの攻めで互角のラリーを展開したが、中盤以降、水谷はそのチキータを正確に狙い打ち、すばやい回り込みからバックストレートへのパワードライブを連発した。「練習は何度かしてもらったことがあるけど、公式戦でやるのは初めて。自分とは勝負強さが全然違う。(8−10から11−10と逆転した)第1ゲームを取りたかった」(坪井)。
敗れたとはいえ、ベスト8に躍進した坪井の活躍は見事。昨夏のインターハイでは団体決勝4番で悔しい敗戦を喫し、チームも希望が丘に連覇を阻止されたが、「インターハイの後、台上で自分から仕掛ける練習を積んできた」と語った。悔しさの中にも充実感を漂わせていた。