●男子シングルス決勝
水谷隼(DIOジャパン) 9、4、4、-4、6 町飛鳥(明治大)
男子シングルス優勝は水谷隼! 3大会ぶり6回目のV!
2年連続で決勝で敗れ、今大会でのリベンジを誓った男が、逆襲のストーリーを見事に完結させた!
まさに攻守一体。水谷の両ハンドの安定性は際立っていた。町の威力あるフォアドライブを前陣での小振りのカウンタードライブ、鉄壁のバックブロックでしのぎ、巧みにコースを突きながら反撃。それでいて、第1ゲーム10−9のゲームポイントでは町のフォアミドルへ、完璧な3球目フォアドライブを決めるなど、チャンスボールは決して逃さない。
町も第4ゲームは開き直って水谷のフォアサイドを攻め、1ゲームを奪い返したが、反撃もここまで。第5ゲームは中盤で水谷が大きくリードし、そのまま押し切った。
試合後の優勝者インタビューで「ロシアリーグでバックハンドの強化に取り組んできた」と語ったとおり、バックドライブの威力と安定性も大きくレベルアップ。ひと回りもふた回りも大きくなって、表彰台の頂点に返ってきた。おめでとう!