3年ぶり6度目の優勝を果たした水谷隼。昨年はロシアリーグ、ヨーロッパチャンピオンズリーグで腕を磨き、昨年の11月くらいからものすごく調子が良かったというが、「それでも思った以上に緊張した。やはり全日本は特別ですね」と水谷。
☆水谷会見のコメント☆
「決勝では町のチキータにしっかり対応し、それを狙い打つことができた。序盤3ゲームを取って、4ゲーム目を落とした時には少し危ないなと思いましたが、戦術を変えることで対応できた。
世界戦の代表権については、あまり意識はしなかった。でも、自力で権利を獲得することができ、本番でも思い切った試合ができそうです。
その世界戦に向けては、『メンタル面』を鍛えたい。準決勝で初めてセットを落とし、消極的なプレーになってしまった。相手にセットを奪われると、とたんに崩れてしまったので、そこを克服したい」(水谷)
本人も優勝後のインタビューで語っていたように、以前に比べてバックハンドの安定性と威力が格段に増していた。「今までは繋ぐようなバックハンドが多かったけど、一発でも打ち抜けるようになってきた」というように、劣勢な場面においてもバックハンドで盛り返すプレーが随所に見られた。「世界卓球では、自分の調子が良ければ中国に勝てる」と、4月下旬からのJA全農世界卓球に向けて抱負を語った。