昨夜、劇的な勝利で31年ぶりの決勝進出を決めた日本女子。石垣は1ゲーム目がすべてではないだろうか。あれを取っていたら流れは変わった。石川は苦しみながらも最後はエースの力を見せた。そしてなんと言っても3番の平野は、分の悪い相手に奇跡的な逆転勝ちを収め、4番の石川につなげたのは大きい。
★平野早矢香選手のコメント
「本当に負け試合だった。3ゲーム目を気持ちで取れたのが勝ちにつながった。1、2ゲーム目は戦術がうまく立てられなかった。
0ー2の3ゲーム目、4−9ですか? 覚えてないんですよ。そんなに離れてましたか? 6−9で相手がタイムアウトが取ったのは覚えています。相手がミスが続いていた。相手のタイムアウトの時には、監督に粘っていくぞと言われたのは覚えている。今、4−9というのを聞くと自分でも信じられないですね。最終ゲーム10ー8で嫌な流れになって、そこでフォアで攻めようとしたら中途半端になってしまったので、焦ることなく、相手が打つならしっかりブロックしよう、できることをしっかりやろうと。
10ー10になって緊張したけど、確かエッジが入ってラッキーなポイントだったけどあれで冷静になれた。
ロンドン五輪の時にはダブルスの出場が多かったけど、今回は2点使いも3番もあって、私は何とかして次の人に良い流れでつなぎたいと思ってやってきて、明日中国と日本でできるのは誰もができることじゃない。応援を力に変えて何とか食らいついて、今日みたいな戦いなると思うので最後まであきらめずに頑張りたい。昨日の試合も今日の試合も負けてもおかしくない試合だった。5人の力で乗り切ったという実感もあります。この場にいられるのは幸せです」。
★香港の李静監督
「選手はベストのプレーをしたよ。特にうちの若い選手(李・呉)は頑張ったね。ほめてやりたい。平野戦のネットインのサービス? それも含めて、これが人生というものだろう。運も少しだけなかった。監督としての初采配?もちろんハッピーさ」