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世界卓球東京大会WEB速報

星野美香の眼
「トップの石垣対丁寧。1ゲーム目は丁寧のサービスはすべてフォアへ出していき、丁寧のボールの威力、速さ、コースも十分で、攻撃していく中で打球点の早いドライブを混ぜていた。2ゲーム目に石垣はそのサービスをバック面で取り丁寧の攻撃を封じ、フォアに粘ってくるボールを石垣は狙って攻撃した。そこで丁寧の攻撃は単調になり、石垣はゲームを取り返した。
 3ゲーム目から丁寧の攻撃はバックに集め、石垣の注意をバックに集めた。時々丁寧がフォアに出すサービスを石垣はフォアで返球せざるをえなくなり、そのレシーブの回転はわかるために丁寧は3球目で石垣を崩し、4ゲーム目もその戦術を使い、丁寧は逃げ切った。敗れはしたが石垣の健闘は光った。

 石川に対して李暁霞は粘るボールはすべてバック、強く打つボールのみフォアを狙った。石川がストップレシーブした時には1ゲーム目は台上で狙い打ち、威圧していった。それによってストップレシーブを少なくさせる戦術だった。それを1ゲーム目から3ゲーム目までを通していた。
 石川は1ゲーム目、0−3から7本連取している。それは中国に対しても可能性があることを示している。

 3番の平野が対した劉詩ウェンは攻撃をしてきても、自分が下回転を打つ時も打球点を全く落とさない。それは人並み外れた反応の早さがあるからで劉は群を抜いていた。中国の3選手三様のプレースタイルを開花させていた。
 日本の選手は非常に頑張って銀メダルを獲得したのは賞賛に値する。選手たちは自分が出た試合でそれぞれが貢献していて良い働きをした」