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世界卓球東京大会WEB速報

 女子チャンピオンシップディビジョンに世界選手権史上初めて参戦したルクセンブルク。シンガポールという強敵にも臆せずに戦い、1番ドヌッテが馮天薇から1ゲームを奪取。2番では御年50歳の倪夏蓮が、ユ・モンユをゲームオールまで追い詰めた。ルクセンブルク女子チームの監督は「若い選手たちは素晴らしいプレーをしてくれた。ぼくたちのような小さい国でも、シンガポールを揺るがすことができた」と興奮の面持ち。「ロシアやフランスとは五分五分、そこが勝負だ」。

 人口わずか50万人あまりのルクセンブルク。「ナショナルトレーニングセンターはあるんですか?」と質問したら、横にいたルクセンブルク卓球協会のハートマン会長が「世界一のテーブルテニスセンターがあるんだ!」と待ってましたとばかりに話し出した。そう、上海にある中国卓球学院のヨーロッパ分院が、ルクセンブルクにできたばかり。もちろん、ルクセンブルクの選手のためだけの強化施設ではありませんが、強力な追い風となることは間違いない。

 ちなみに倪夏蓮はこの代々木第一体育館で行われた83年世界選手権東京大会に出場している。ハートマン会長も選手として出たそうですよ。
  • 馮天薇から1ゲームを奪ったドヌッテ

  • 女子卓球界のレジェンド、倪夏蓮