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世界卓球東京大会WEB速報

星野美香の眼
「トップの平野がパブロビッチに対して勝ったことがチームの勝ちにつながった。内容として、平野の良い点を3点あげるならば、一つ目にカットマンに対して3球目とカット打ちのラリーの中で打球点の早いドライブの攻めがあり、これはカットマンに対して非常に有効だ。二つ目はドライブの回転を使い分けることができること。三点目は相手のカットを何本も粘りきれる回転量を見る目と足があることである。
 2番の石川は良い仕事を果たした。
 3番の田代は世界大会初出場、ましてチーム戦の初戦はどんな選手でも緊張する。あの李暁霞でさえも今回の初戦はフルゲームまで行った。その点を考えると田代の初戦勝利はすばらしい。
 内容的には、1ゲーム目は緊張し、それぞれの技の打球点が少しずつずれていたが、2ゲーム目に落ち着き、ボールをとらえることができた。
 台上のレシーブ、特にバック前の技術が単調だったので、技のバリエーションを増やし、状況に応じて使い分ければそこからも得点可能になる。また相手がどう攻めているのか、自分が何をすれば得点できるのかが試合の中で明確にわかれば、これからも強い相手に勝てるようになるだろう。
 日本チーム、田代選手の1勝に拍手!」