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世界卓球東京大会WEB速報

 カットの石垣をトップで起用し、完璧に試合の流れをつかんだ村上恭和監督。4試合すべてストレート勝ちという快進撃で、予選グループ1位通過を決めた。
 
「やはりカットの石垣が入ったのが大きかった。短時間ではタイペイもカット対策はやりきれなかった。トップで勢いをつけてくれました。佳純は2番の鄭怡静とは勝ったり負けたりで、五分五分だったので、これも1番で勝って楽にしてくれたおかげで乗り切れた。3番はもっと厳しかったけれど、2−0でリードしていたので、一番良い集中力を発揮できた。
 石垣のプレーは期待どおり。平野のプレーについては、いろんなことを考えすぎて、いろんなことをやってみて、それが相手にとってやりやすいことがある。そこで第2ゲームから、彼女本来のプレーに変えて戦わせた。どうしても新しいことを練習していると、いろいろやりたくなるもんですから。
 決勝トーナメントの準々決勝の相手は北朝鮮か、それとも韓国か……。どちらもカット攻略はうまいし、今までのように石垣が簡単に勝てるということはない。石垣は対カットにあまり強くなくて、韓国も北朝鮮もエースはカットマン。誰かカット攻略のうまい選手が出てくるんじゃないですか。
 ここまでは100点でしょう。森さくらも勝ったし、すべて3−0というのは100点と言っていい」

 準々決勝の対戦相手になり得るのは4チームだが、すでに韓国と北朝鮮のグループ2位通過が確定しており、この2チームのいずれかが日本の下に入ってくる確率は二分の一だ。日本女子は明日がグループ最終戦のオーストラリア戦。
  • トップで良い流れを作った石垣