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世界卓球東京大会WEB速報

 ハンガリー戦を戦い終え、さすがに安堵の表情がのぞいた倉嶋洋介監督。できれば3−0、もしくは3−1で決めてほしかったというのが、正直なところかもしれない。初采配の世界団体はひと筋縄ではいかないが、まずは1位通過という実りを手にした。

「まずは第一関門突破かなという気持ちです。初戦で敗れてから、背水の陣で精神的にも苦しい状況ながら、みんなよく戦ってくれたと思います。水谷はちょっと足の不安があって、今日の朝の段階で出られるかどうかを考えた。負担をかけたくなかったので、2番手扱いで前半と5番での出場。でも、水谷は試合を重ねるごとに自信のある顔つきになってきて、プレーもよくなっている。
 今日の試合は塩野が、2ゲーム目からかなり力が抜けて、彼らしいプレーをしてくれた。初戦であれだけのプレーができたので、合格点かなという感じです。課題としていた攻撃面が良い形で決まっていた。サービス力があると流れにのっていきやすい。サービスからしっかり仕掛けられたのは大きいですね。決勝トーナメント以降では、今調子が良い選手、そしてドローによってオーダーを決めたい。
 今日、岸川を起用することはある程度決めていました。本当はカットには一番強いくらいなんですが、初戦で2連敗したこともあり、うまく流れに乗れなかった。初戦で2連敗したことで、責任感の強い男なので、メンタル的にちょっと立ち直れていない部分はあるかもしれない。
 1位通過で明日の夜まで休めるので、良い休養ができるのは大きい。女子よりひと足先にメダルを決めたいですね」

 明日の男子団体・準々決勝は19時30分スタート。日本戦を含む2試合が行われ、残り2試合は女子準々決勝とともに、5月3日に行われる予定だ。