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世界卓球東京大会WEB速報

 グループリーグDの最終戦で、韓国対北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の「半島対決」が実現。会場の3階席を埋めた北朝鮮応援団から大声援が送られる中、北朝鮮が0-2からの大逆転で勝利を決めた。会場はものすごい歓声と、大合唱に包まれた。

 〈北朝鮮 3-2 韓国〉
 キム・ナムチョル -8、10、-7、-9 鄭栄植○
 キム・ヒョクボン 5、-5、-7、-6 趙彦来○
○チェ・イル 7、-6、6、-8、4 朱世爀
○キム・ヒョクボン 5、10、-10、8 鄭栄植
○キム・ナムチョル -8、9、9、7 趙彦来

 北朝鮮は躍動的なフットワークを活かしたフォアドライブ、韓国は台上バックドライブからの両ハンドドライブ攻撃。よりモダンなプレーを見せたのは韓国だったが、ラストに出場したキム・ナムチョルの中陣でのフットワークは神がかっていた。小柄ながら飛びつきざまに目にも止まらぬパワードライブを連発し、プレッシャーに動きの鈍った趙彦来を押し切った。朱世爀のカットを打ち抜いた3番チェ・イルのパワードライブもすごかった。
 北朝鮮はグループリーグ3勝2敗としたものの、直接対決で敗れていたスウェーデンに及ばず4位となり、13-24位決定戦へ。一方、敗れた韓国はグループリーグ1位での準々決勝進出。
  • 大逆転劇のラストを締めた左腕キム・ナムチョル

  • 趙彦来はさすがにプレッシャーが大きすぎたか

  • 大歓声に応える北朝鮮チーム

  • 統一コリアの旗も揺れた北朝鮮応援団