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世界卓球東京大会WEB速報

●男子団体・準々決勝
 〈チャイニーズタイペイ 3-2 韓国〉
 陳建安 3、-12、6、-11、-8 朱世爀○
○荘智淵 4、-10、6、10 鄭栄植
 江宏傑 -8、6、-7、-7 趙彦来○
○荘智淵 -9、-6、12、6、2 朱世爀
○陳建安 6、-6、7、9 鄭栄植

 タイペイと韓国の白熱した好ゲームは、チャイニーズタイペイに軍配!
 韓国はトップの陳建安戦で、第4ゲーム7-10とマッチポイントを奪われてから逆転した朱世爀が、4番で荘智淵と対戦。第3ゲーム10-9でマッチポイントを取り、韓国の勝利まであと1点だったが、ここから荘智淵が逆転。第5ゲームは中盤から朱世爀の集中力が切れ、逆転負けを喫した。

 ラストは陳建安対鄭栄植。両ハンドの激しい攻防になったが、プレーの角(かど)が取れ、荒々しさに正確さが加わった陳建安が上回った。勝利の瞬間、崩れ落ちるようにフロアに横たわった陳建安。チームメイトたちと歓喜の輪が広がった。タイペイは昨年のパリ大会での男子ダブルスで、初の金メダルを獲得したが、今度は男子団体で初のメダル。新たな歴史を刻んだ。

 韓国は女子がベスト8入りを逃したのに続き、男子もメダル獲得ならず。韓国男子が世界団体でメダルを逃すのは、2000年のクアラルンプール大会以来のことだ。柳承敏・呉尚垠というベテランが抜け、鄭栄植らの若手が育ってきたが、やはりまだ経験不足。「アジアの虎」は失意の底に沈んだ。
  • タイペイに歓喜の初メダル!

  • 守護神・朱世爀、ついに力尽きた…