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全国高校選手権(インターハイ2014)

青森山田の2年ぶりのインターハイ優勝はものすごく長く感じる。
夏のインターハイだけでなく、春の選抜の優勝も逃していたからそう思うのかもしれない。

それは報道する記者だけでなく、選手、監督もそう感じていたようだ。
決勝5番で出番を待っていた及川は「優勝したこの感じ、久々です」と口にしており、板垣監督も優勝インタビューで「長かったですね」と大きく深呼吸した。

「今までは団体で優勝するために選手と選手の保護者のために頑張りたいと思っていました。そんな中、ずっと日本一を取れなくて、そしたら卒業生たちがすごく応援してくれた。
 OBの彼らがチーム戦で勝つプライドを持っていて、森薗や町や神が会場にきてくれたり、青森まで練習にきてくれたり、邱さんが教えてくれたりしてくれたので、私もこの子たちのためだけじゃなくて、応援してくれたすべての人たちのために頑張りました。プライドを持って、“青森山田の卓球は負けてはだめなんだ”という気持ちで試合に臨みました
 そして7月は試合を入れずに生徒の精神が崩壊するまでやり込みました。選手たちがやりたくないと思うくらい追い込みました。だから自信もあったし、不安もなかった。思い切ってやるだけでした。勝因はこのふたつです」(板垣監督)

プライドを持って、そしてやりこんで臨んだインターハイ。
勝つべくして勝った、そう思える青森山田のプライドを垣間見た。
  • 優勝した瞬間、真っ先に観客席にガッツポーズした板垣監督

  • 2年ぶりの優勝旗を手にした青森山田