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ユース五輪・卓球競技

 村松、加藤両選手のベンチに入った男子ジュニアナショナルチームの田㔟邦史監督。さすがに緊張の色が隠せない選手たちを、冷静なベンチコーチでしっかりカバーしている。以下は田㔟監督のコメント。

「村松はもうちょっと緊張するかと思ったけど、結構自分のプレーができている。あとは会場の雰囲気や卓球台、あと風が強いので、タイミングがあっていないところがある。そのあたりを練習しながら修正していきたい。オルトは村松とは対戦したことがない。ヨーロッパ選手は序盤からどんどん力でくるので、『力で攻めてくると思うよ』と言っていたら、やっぱり力で押してきて、ミスが多かった。台上からの攻めも厳しくなかったし、サービスを持ったら先に攻めていけとアドバイスをしていた。

 加藤はちょっと緊張があって、まだ自分のプレーができていない部分もあるけど、1試合目より2試合目とどんどん良くなってきている。あとは精神面をコントロールしながら、自分でどれだけ修正できるか。まあ、1試合目はちょっと緊張しすぎてましたね(笑)。でもふたりとも良いスタートを切れたので、明日につながると思います」

 今日は日曜日ということもあり、家族連れを含めてたくさんの観客が入った。日本選手にとっては、雰囲気は少々アウェーな感じあり。卓球に詳しい人たちが来ているわけではないので、日本の対戦相手に声援が多くなるのも、無理からぬところだろう。もっとも、険悪な雰囲気というわけではなく、日本選手でも好プレーには拍手が送られている。
 「団体戦の決勝で中国とやるとか、そうなればもっとすごい歓声になる。初日でこれだけの歓声で騒いでくれれば、選手たちも慣れられると思うので、ちょうど良かったんじゃないですか」と田㔟監督。さすがに肝が太い。最終日の団体決勝で、ぜひとも日本チームの痛快な勝利が見たい。
  • 村松にアドバイスする田㔟監督

  • 勝利にはこの笑顔!