男子シングルス予選グループ、何ともユニークな選手を発見した。スイスのエリア・シュミッドは極端なフォアハンドグリップで、バックサイドに来たボールもすべてフォアハンドで処理。バックサイドを切るようなボールには、前陣で横に振り抜くワイパースイングで対応している。
フォア面のグリップは、同じタイプのプレーヤーだったシーミラー(アメリカ)の「シーミラー・グリップ」にちょっと似ている。そしてバック面の人差し指の感じは……、しゃがみ込みサービスの名手、日本の岡崎恵子選手を彷彿とさせるものがある。フォアサービスの出し方(上写真右)は、何ともぎこちないが、予選グループは1勝1敗でまだ決勝トーナメント進出のチャンスがある。
世界的に大流行したチキータも、台上バックドライブもシュミッドには無縁。なんでこのプレースタイルになったのか、余裕があったら聞いてみます。