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ユース五輪・卓球競技

 準々決勝・準決勝というハードなラウンドが行われた大会第3日目。村松の決勝進出の直後、田㔟監督はすでに明日の大一番を見据えていた。以下は試合後のコメント。

「加藤は明日もっと大事な試合が控えているので、細かい部分を少しでも修正していきたい。大きな大会になればなるほど、細かい部分が非常に大事だなと感じています。明日の大一番に向けて、彼女も気持ちを切り替えていると思うし、その準備を一緒に手伝いたい。メダルを獲らせてあげたい。
 リリー・チャン(3位決定戦の相手)も手強いけど、ここまで来たら精神的な部分が一番大きいです。「緊張するな」というほうが無理な話。少しでもポジティブな方向に向かえるようにしてあげたい。

 村松は、一番ナーバスになっていたのは準々決勝の金民爀戦。どれだけカット打ちができるか情報がなかったけど、韓国というイメージだけで「カットが打てる」と感じてしまう。サービス・レシーブで優位に立って、打球点の高いカットを送って、スキがあれば攻撃していこうと話していた。あとは明日、満足せずに金メダルに挑戦するだけです。
 バックドライブについては、今日は少しミスが出たけど、彼の良い部分なので、『ミスしてるから振らなくていいよ』とは言えない。相手の乗せるだけのストップだから、ボールが止まるんです。そこの距離感があっていない。でも、要所で良いボールは入っているし、気にせずにどんどん振っていけばいいと思う」

 田㔟監督もユース五輪というビッグゲームでの初采配。「ベンチでの緊張感は?」との質問には、「ぼくは全然ないです。大きい舞台が好きなので」。なんと頼もしい限り。明日の決勝も頼みますよ!
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