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速報・現地リポート

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ユース五輪・卓球競技

 今大会、男女各32名の出場選手で、ペンホルダーの選手はゼロ。前回は男子シングルスでチャイニーズタイペイの右中国式ペンドライブ型・洪子翔が銀メダルを獲得したが、今大会はペンはひとりもいない。どのコートを見てもシェーク両面裏ソフトの選手ばかりだ。

 バック表ソフトのカットマンである村松、バック粒高のシェーク異質攻守型・邱嗣樺(チャイニーズタイペイ)、シェークフォア表のワン・ユエン(ドイツ)、裏ソフト以外の選手はそれくらいしか……と思ったら、いました。チュニジアのベンーヤヒア(下写真)。バック面に使用しているのは、泣く子も黙るスペクトル。弾き打つバックプッシュとナックルブロックで、ヨーロッパの強豪とも結構良い試合をしている。引き締まった体躯で、動きも速い。

 シェークドライブ型といってもスタイルは様々なのだが、やはり多様な戦型で、多様なラリーがあったほうが見ていて面白い。昨日の混合団体では、村松のカットプレーが観客に大いに受けていた。樊振東とやっている時はさすがに中国への声援が圧倒的だったが、単純に見ている分には、やはりカットマンは面白い。