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ユース五輪・卓球競技

 混合団体・予選グループの第3戦、日本はアフリカ3に3ー0で完勝。35分ほどで勝負を決め、グループBを3戦全勝で通過した。

 トップ加藤はジブチのアリ・サラー、2番の村松はトーゴのアラッサニにともにストレート勝ち。アリ・サラーは恐らく、この大会で一番競技レベルが低い選手だろう。1ゲーム目にサービスミスが2〜3本出るし、レシーブのツッツキも半分くらいしか入らない。
 一方、アラッサニは自己流のスイングながら、試合が進むにつれて村松のカットを連続で打つ学習能力も見せていた。ただ、思い切り下から振り上げるスイングなので、写真を撮っても一体何をしているのか分からない。……上に吹っ飛ばしたボールが10本以上あって、「混合ダブルスではボールを拾いに行くのが大変だった」(加藤)とのこと。混合ダブルスも一方的な試合展開だった。

 「明日からは負けたら終わりだし、本当の勝負が始まる。今日の試合に入る前は、予選は全部3ー0でスカッと勝とうとふたりに言っていました。勝つのなら0点でも1点でもいい、入れにいくようなプレーはやめようと」(田㔟監督)。第2戦では混合ダブルスで敗れたが、個人戦の間は練習できなかった混合ダブルスで、得点パターンの確認などもしている。チームにまったく動揺はない。
 今日の夜、予選グループの全試合が終了した後にドローが行われる。第2シードの日本は第1シードの中国とは決勝まで当たらない。あとは香港、チャイニーズタイペイ、韓国といったアジアの強豪が、どのようにドローに入ってくるか。
  • 加藤に敗れたアリ・サラー

  • アラッサニのカット打ち。ボールは上……やや前に飛んでます

  • 顔がわからないので、アラッサニをもう一枚

  • 加藤/村松、明日からが本番だ!