混合団体・準々決勝で中国に敗れ、ベスト8に終わった韓国。第4シードまでに入れなかったことで、準々決勝で中国と当たる厳しいドローになってしまったが、トップの朴セリが劉高陽をゲームカウント2ー1でリード。第3ゲームの10ー8のゲームポイントでは、フォアクロスにカウンタードライブで打ち抜き、大観衆をざわめかせた。
2番の金民爀も、フォアサイドを切られたボールにも大きく飛びついてクロスへ引き返し、互角の打ち合いを展開。3ゲームとも9ー11と惜しい内容だった。バック対バックで、樊振東のたたきつけるような強打を警戒するあまり、緩急への対応が遅れた感があった。
今大会、もうひとつ存在感を示せなかった韓国だが、中国戦では意地を見せた。タイやブラジルなど新興勢力が台頭する中で、やはり韓国に元気がないと、卓球界も盛り上がらない。