混合団体準決勝で香港を破り、決勝進出を決めた日本。「団体では中国を破って金メダルを獲りましょう」という、この種目が始まる前の言葉どおり、決勝で中国と戦うところまで来た。普段はポーカーフェイスの村松くんも、香港戦の後はさすがに笑顔。勝利の瞬間、もう少し大きなガッツポーズがほしかったけど……、それは決勝に取っておきましょう。
孔嘉德戦の第1ゲーム、0ー0からの最初の1本で村松がカットをすると、会場からどよめきが上がった。カットマンを見たことがない観客も結構いるのだろう。その後も、声援はほとんどが香港に送られるものの、観客も村松のプレーに見入っているような雰囲気があった。
会場のボランティアスタッフの間でも、村松くん人気は抜群。ミックスゾーンの先に「出待ち」の子たち(主に女の子)が結構いて、スマートフォン片手に写真をねだっている。あれ、村松くん、さっきよりイイ笑顔じゃない??
マジメな話に戻ると、決勝の樊振東戦については「男子シングルスの決勝では途中からサービスを変えられて、厳しいレシーブができなかったので、今回はきっちり対応したい」とのこと。「(日本選手団の主将として)日本の皆さんに良い報告がしたいです」(村松)。混合団体決勝で、樊振東に借りを返そう。