●男子団体準々決勝
〈日本 3ー2 北朝鮮〉
松平 ー2、7、8、ー9、ー6 パク・シンヒョク○
○水谷 ー9、ー10、10、3、5 キム・ヒョクボン
丹羽 ー7、9、8、ー7、ー14 チェ・イル○
○水谷 9、6、7 パク・シンヒョク
○松平 9、9、9 キム・ヒョクボン
日本、苦しい苦しい準々決勝を、ラスト松平健太の頑張りで制した!
松平はトップでの攻守のかみ合わないプレーがウソのように、北朝鮮のエース、キム・ヒョクボンをブロックで振り回し、台上で少しでも浮いたボールは得意のパワーフリックで攻める。「フォアで動き過ぎずに、両ハンドで攻めろ。打ち合うのではなく、守備も攻撃もできる位置で、ブロックで振り回したり、バックドライブで変化をつけていこう」。それが倉嶋洋介監督の試合前のアドバイスだった。「1番で負けてガックリした後で、ラストで相手のエースに勝てたのは、世界卓球東京大会の時に比べて、精神的に成長している部分もあると思います」(倉嶋監督)。
「北朝鮮は精神面が強くて、それに負けない気持ちで臨まないといけない。1番は相手が精神的に向かってきて、自分は受けてしまった。ラストは絶対負けられない試合だったので、1本ずつ丁寧にプレーしようと思った。水谷さんが2点取ってくれたのに、チームが負けるという負け方はしたくなかった」(松平)。
さあ、明日の準決勝は中国戦。エースの水谷は「長く中国選手と試合をしていないので、非常に楽しみ」と頼もしい。松平も「中国選手はみんな格上なので、向かっていくだけです」とコメントを残した。