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アジア競技大会・卓球競技

●男子団体準決勝
〈中国 3ー0 日本〉
○馬龍 6、4、6 松平
○許シン ー5、2、4、11 水谷
○張継科 5、ー6、3、3 村松

日本男子は中国にストレートで敗れ、銅メダルが確定。

3番村松は、世界チャンピオンの張継科相手に堂々たるプレーを見せた。張継科のカット打ちの安定感はすばらしく、第1ゲームの出足で誰もが手こずる村松のバック表ソフトのカットを連続ドライブ。6ー0と一気にリードした。
しかし、第2ゲームで村松のフォアを狙い、フォアクロスへ打ち抜きにきた張継科に対し、村松はフォアサイドまでバックカットを使い、強烈な変化をつける。アップダウンの変化をつけたサービスもたびたび張継科のチキータのミスを誘い、村松が6ー6から5点連取でゲームを奪い返す。チャンスが芽生えたかに見えたが、第3ゲームから張継科は再びバックへの連続ドライブに作戦を切り替え、強烈な回転量で村松を押し切った。

「相手は世界チャンピオンなので、オーラがすごかった。それで凡ミスをしてしまった部分があるのが悔しい」と試合後に語った村松。トップで馬龍と対戦した松平も、第1ゲームの序盤で見せつけられたパワードライブを意識しすぎて、その後のバックハンドの細かいコース変更、球種の変化への対応がややあまくなった感があった。「日本はまだドイツや韓国にも、勝てる保証はない。中国以外には負けないというところまで行って、はじめて中国に勝つチャンスが出てくる」。試合後、エース水谷はそう語った。打倒・中国への挑戦は、まだ道なかばだ。
  • 「許シンとはいつも競るけど、あと1点がなかなか取れない」と語った水谷

  • 世界チャンプと堂々とわたりあった村松

  • 張継科、最後は崩れず

  • 試合後の中国チーム