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アジア競技大会・卓球競技

●女子団体準決勝
〈日本 3ー2 シンガポール〉
○福原 8、7、7 リン・イエ
○石川 8、11、ー7、ー9、5 馮天薇
 平野 11、ー8、3、ー8、ー3 ジョウ・イーハン○
 福原 ー6、ー2、7、ー8 馮天薇○
○石川 2、7、ー7、4 リン・イエ

 日本女子、1966年の第5回バンコク大会以来、実に48年ぶりの決勝進出!

  準決勝という大舞台、やはりすんなりとは終わらなかった。日本は3番平野が、硬さの見えるジョウ・イーハンをゲームカウント2ー1とリードしながら、悔しい逆転負け。第4ゲーム、中盤でリードされながら追い上げ、8ー9としたところでフォア前に浮いたストップを狙い打てず、もう一度ストップしたボールがオーバー。これで流れを失ったか、最終ゲームは硬さの取れてきたジョウ・イーハンの強烈なパワードライブを浴び、敗れた。

 4番はトップで会心の試合を披露した福原の登場。馮天薇を相手に、緩急がどこまで通じるか注目されたが、序盤からピッチの早い打ち合いを挑んでしまった。馮天薇のショートスイングのバックドライブは抜群の安定感で、福原のミスのないバック表ソフトの連打を上回った。第3ゲームから福原も徐々にリズムを取り戻し、非常にコースの厳しいバック連打で対抗したが、及ばず。

 ラストは石川対リン・イエ。リンのパワフルなドライブを、前陣でのライジングをとらえたバックブロックで何本も止める。3球目パワードライブの後の5球目の連打も的確で、第1ゲーム10ー0でゲームポイントを取るなど、一方的な展開に。
 第3ゲームを落としたが、試合後に石川は「東京大会のオランダ戦ラスト(エーラント戦)で、2ー0から2ー2に挽回されて、それがすごく印象深かったので、1ゲーム目取られた後、必ず4ゲーム目で締めようと思いました」と語った。出足から5ー1とスタートダッシュをかけ、中盤で一気にリードを広げる。10ー3でマッチポイントを握り、11ー4で勝負を決めた。
  • ラストで気合いあふれたプレーを見せた石川

  • 強打者リン・イエ、経験不足は否めず

  • 石川、ベンチで福原と笑顔のハイタッチ!

  • そして陳莉莉コーチと歓喜の抱擁!

  • 観客席の声援に応える日本女子チーム