女子に続いて男子団体も表彰が行われ、3位に入った日本男子チームが表彰台へ。明日からの個人戦では、水谷隼と丹羽孝希が出場する男子シングルスをはじめ、各種目でメダルの期待がかかる。シングルスで前回3位の水谷は「もう銅メダルはいらない」とコメントしている。男子団体準決勝で惜敗した許シンとの再戦はあるのか。
チーム最年少の村松雄斗(上写真左・中央)は、中国戦で現五輪・世界王者の張継科と戦うことができたのは、何物にも代え難い経験だ。彼が尊敬するカットマン、韓国の朱世爀は村松について「カットで守るだけでなく、攻撃的なスタイルで、ラリーで多彩な技術を使える。プラスチックボールになったら、守備的なスタイルのカットマンにチャンスはない。チャンスがあるのは、彼のようなスタイルだ」と語っている。
故障から復帰し、ひと回りもふた回りも成長した女子の福原と同様、彼もまた右ひじの故障と手術を経験し、選手として大きく伸びていこうとしている。他の誰にも似ていないカットスタイルを築き上げようとしている。個人戦への出場はないが、日本チームの先輩やアジアのトップ選手たちから、多くのことを学べるチャンスだ。