スマホ版に
戻る

速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

アジア競技大会・卓球競技

大会最終日を待たずに、日本チームは女子団体の銀メダル、男子団体銅メダル、混合ダブルスと男子ダブルスで銅メダルの合計4個のメダルという結果で終わった。アジア大会がそのまま世界レベルと言われる卓球への一般のマスコミの注目度も高かった。
男子ダブルスを戦い終えて、倉嶋監督は「五分の戦いだった。勝負所での中国の思い切ったプレーにやられた」と語った。

ラリー戦の中国ペアの圧倒的なパワー。日本ペアはトリッキーなブロックを随所に見せるがそれだけでは勝てない。確かに2ゲーム目を取って流れをもってきたかったが、最後は中国のすばらしい攻撃にしてやられた。ボールのパワー、動きの速さとフォアへ飛びついたときの脚力とボールの威力の差はあったが、日本ペアは最後まであきらめずに観衆を沸かせた。
試合後の両選手のコメントは以下の通り。
丹羽「相手は右利き同士でやりにくい相手ではなかった。中国とやるといつも先手を取られ、ブロックになってしまうので、監督にも相手のフォアに攻めていけと言われたけども、ぼくの攻撃が入らなかった。2ゲーム目はチャンスがあったし、相手のエンジンもかかっていない状態だったけど、相手の中国ラバーでぼくのフォアに打たれるとタイミングが取りづらかった。
(相手が1ゲーム目を取られて変えてきたことは?)相手に打たれたボールを相手のバックに集めていたんですが、それを相手はオールフォアで打ってきた。これから大きな大会も続くし、世界選手権も毎年あるので、中国選手に少しでも近づいていきたい」
松平「終盤まで競ることができたけど、8−8、9−9というところで1本が取れない、勝ちきれないというところが自分たちには足りないところです。試合前はサービス、レシーブで先手を取って、あとは相手は右・右なのでバックサイドに詰めながら要所要所でフォアに攻めるのが作戦でしたが、サービス、レシーブで崩せなかったのが敗因です。ぼくたちの特徴である速さで食いついて行くことはできたのでそこは良かった」
  • 試合後にコメントする丹羽選手

  • 悔しさをにじませた松平選手