●男子シングルス準決勝
許シン(中国) 2、5、2、7 朱世爀(韓国)
スタートから許シンのドライブが炸裂。朱は為す術もない状態。回転量のあるドライブで長短の変化をつける許シン。4ゲーム目4-2許がリードで韓国タイムアウト、そして10-7で中国のタイムアウト。劉国梁監督は一気に勝負をかけにいき、しっかりと許が取り、11-7で許シンが完勝し、決勝進出を決めた。
樊振東(中国) 8,9、8,7 荘智淵(チャイニーズタイペイ)
打ち合いになっても、攻められてからの盛り返しも樊振東が上。4ゲーム目の10-5から2本取られると中国の呉敬平コーチはすかさず、この辺の中国のツメは完璧だ。そして次のボールをしっかりとり樊振東の圧勝。ロンドン五輪ベスト4の荘智淵も勝機を見いだせなかった。
これで決勝は中国同士となった。馬龍、張継科が五輪ほぼ内定すれば、許シンと樊振東が3番目の切符を手にする。そのためのテストはすでに始まっている。樊振東は団体で負けたものの、優勝して自分をアピールしたいだろう。許シンにとっては初の五輪切符は手にしたい。壮絶な打ち合いになるのは必至だ。