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2014世界ジュニア選手権大会速報

●女子団体・第2ステージ
〈日本 3ー0 チャイニーズタイペイ〉
○伊藤 ー9、8、ー12、7、9 李昱諄
○佐藤 6、10、6 黃禹喬
○平野 8、4、ー7、10 周欣儀

 日本女子、チャイニーズタイペイを3ー0で破り、白星スタート!
 大会前に「楽勝はない」と語った呉光憲監督の言葉どおり、楽な内容ではなかった。トップで伊藤が、長身の李昱諄のよく切れたツッツキと安定した攻守に苦しみ、ゲームオールまで追い詰められた。伊藤は責任感の強さゆえか、団体戦の初戦でやや硬くなる傾向があるようだ。しかし、ゲームオール11ー9で乗り切ったことで、次戦からは勢いに乗っていけるだろう。
 2番佐藤は相手のスマッシュも低く安定したカットで返球し、左腕の黃禹喬にストレート勝ち。3番平野、平野よりさらに小柄な周欣儀の変則プレーに中盤でややペースを乱したものの、きっちり勝ちきった。

★呉光憲監督・試合後のコメント
「初戦の緊張感はありましたが、選手がそれを乗り越えてくれたので、第2試合以降は順調にいけるのではないかと思う。次のフランス戦は、前でプレーするタイペイと違って、中陣でのプレーが多くなる。それは選手たちとも話し合いながら準備をしてきたので、後は選手たちに試合で自信を持って戦ってほしい。
 プラスチックボールはやはりパワーと攻撃力が必要になります。ただラリーをつなぐだけではこれからは難しい。日本のジュニアの選手たちはラリー戦はうまいけど、サービスから3球目の攻撃力や、ラリーでの決定力がまだ足りない。それでは苦しくなると思います」
  • 苦しい試合を乗り切った伊藤

  • 非凡なカットのセンスを誇る佐藤

  • 呉光憲監督の口調にも熱がこもる