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速報・現地リポート

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2014世界ジュニア選手権大会速報

●女子団体第2ステージ・第2戦
〈日本 3ー0 フランス〉
○平野 8、3、6 ミゴ
○佐藤 6、8、10 シャスラン
○前田 6、6、2 フィーファー

 第2ステージ・第2戦でフランスに完勝した日本女子。1位通過で明日の準々決勝に駒を進めた!

 日本はトップに起用された平野が、日本のNTCで練習を積んでいたミゴに快勝。緩急を巧みに使い分ける試合巧者ぶりに加え、チキータや投げ上げサービスなど、常に自分のプレーを改良しようという意志が感じられる。
 2番の佐藤はカットだけでなく、中陣からのドライブでの反撃やカーブロングなど、様々なテクニックを駆使したオールラウンドプレーを展開。すでに多彩な技術を備えているが、まだまだ技の幅を広げられる器の大きさを感じる。呉監督も「彼女はどのチームに対しても勝つチャンスがある。ヨーロッパだけでなく、中国や韓国、タイペイ勢とも互角以上に勝負できる」とその実力を認める。
 「初めての世界ジュニアで、団体戦なので緊張する場面もありましたが、みんな声を出して応援してくれたし、気持ちでしっかり勝てているかなと思います。プラスチックボールはセルロイドボールより少しスピードが落ちて、パワーがある海外の選手に対しても少しやりやすくなっている感じがある。相手のボールの回転量が落ちて、そのぶんバックカットの回転量も少し落ちているけど、最近は慣れてきて、うまく対応できています」(佐藤)。

 3番前田は、試合後に呉監督が「大会前の合宿でフォアハンドの強化や、フォア前のレシーブに取り組んできた成果が出せていた」と語ったとおり、フォアハンドの攻撃を出足からビシビシ決めた。世界ジュニアは4大会目の出場で、試合経験も豊富。相手との実力差もあったが、自分とチームをうまく波に乗せていく術を心得ている。
 「順調にいっているとは思いますが、ぼくの考えとしてはまだ『気』が入っていない。もっと集中して、一本一本緊張感を持って戦ってほしい」(呉光憲監督)。明日からがいよいよ本番だ。
  • 日本女子で唯一、2試合とも2点起用の佐藤

  • 前田は序盤から快調に飛ばした

  • 勝利を決めた前田を笑顔で迎えるベンチ