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2014世界ジュニア選手権大会速報

 11月30日から12月7日まで、中国・上海の閔行体育館で開催される『Wisdom 2014世界ジュニア選手権』。世界ジュニアは3年連続の取材となる編集部タローが、今大会の見どころをご紹介しましょう。まず、今大会に出場する日本選手団は下記のとおり。

★日本男子チーム
田㔟邦史監督
村松雄斗(JOCエリートアカデミー/帝京高・WR29)
酒井明日翔(JOCエリートアカデミー/帝京高・WR130)
坪井勇磨(青森山田高・WR186)
吉村和弘(野田学園高・WR255)

☆日本女子チーム
呉光憲監督
伊藤美誠(スターツSC・WR43)
平野美宇(JOCエリートアカデミー・WR44)
佐藤瞳(札幌大谷高・WR53)
前田美優(希望が丘高・WR65)

 男子チームは全員が高校3年生で、最後の世界ジュニア。4大会連続の出場となる村松・酒井に、インターハイ3冠王の坪井、昨年の全日本ジュニア王者・吉村の布陣で「中国越え」を狙う。
 団体戦では村松を軸に、団体決勝で2大会続けて中国選手を破っている酒井、安定感抜群の坪井と爆発力のある吉村でどうオーダーを組むか、田㔟監督の選手起用にも注目したい。シングルスでは2大会連続ベスト8の村松が有力な優勝候補。中国の包囲網を破り、男子では史上初となるカット主戦型のチャンピオン誕生なるか。

 闘将・呉光憲監督率いる女子チームは、選考会1・2位の伊藤と前田に加え、強化本部推薦で平野とカットの佐藤を選出。世界卓球東京大会代表の森さくら(昇陽高)、ユース五輪代表の加藤美優(JOCエリートアカデミー)をはじめ、早田ひな(石田卓球クラブ)や浜本由惟(JOCエリートアカデミー/大原学園)が代表入りを逃すという、熾烈を極めた選考レースに終止符が打たれた。
 前田は今回が2年ぶり4回目の出場。伊藤と平野も3大会連続出場で、団体戦では何度も修羅場を経験してきた。前田は9月のアジアジュニア選手権・団体でユース五輪女王の劉高陽(中国)を破っており、今大会も中国戦では頼りになる存在。そして、秘密兵器であるカットの佐藤を、呉監督はどこで起用するのか?

 下記は過去の世界ジュニアでの、日本選手の優勝者一覧。今大会で、日本から新たなチャンピオンの誕生を期待したい。

・2003 第1回サンティアゴ大会
[男子複]岸川聖也・村守実
・2004 第2回神戸大会
[男子複]岸川聖也・水谷隼
・2005 第3回リンツ大会
[男子団体]日本
・2006 第4回カイロ大会
[男子単]松平健太
・2010 第8回ブラティスラバ大会
[女子団体]日本 [男子複]丹羽孝希/町飛鳥
・2011 第9回マナーマ大会
[男子単]丹羽孝希
  • 村松雄斗、4年間の集大成を見せる!(写真は14年荻村杯)

  • 中国を上回るほどの速攻、酒井明日翔(写真は13年世界ジュニア)

  • 試合巧者ぶりが光る平野美宇(写真は14年アジア競技)

  • ファイター・伊藤美誠が日本チームを引っ張る!(写真は14年荻村杯)