前回大会で、中国男子の団体優勝の原動力になった梁靖崑(リァン・ジンクン)。シングルスではベスト16止まりだったが、優勝した張禹珍(韓国)とのベスト8決定戦は、事実上の決勝とも言える激しいものだった。
そして今大会、会場で練習する姿をひと目見て、体格が昨年よりもひと回り大きくなっているのに気づいた。もともとポパイのような逆三角形の体型だったが、今年はもうウェアがはちきれそうだ。一昨年のチャンピオン・樊振東のような体幹の強さがあり、パワードライブをフルスイングしてもまったく体勢が崩れない。
写真下は、チームメイトの于子洋の凡ミスに、ベンチで思わず吹き出したところ。いかにも中国の今風の若者という感じだが、この男、果たして樊振東に続く大器なのか。そのプレーに注目していきたい。