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速報・現地リポート

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2014世界ジュニア選手権大会速報

●女子団体準々決勝
〈中国 3ー0 フランス〉
○王曼昱 9、8、6 シャスラン
○劉高陽 5、4、5 ミゴ
○陳幸同 2、6、4 ザリフ

〈香港 3ー2 ドイツ〉
○蘇慧音 9、11、ー9、ー8、7 ミッテルハム
 杜凱琹 ー9、ー9、ー4 マンツ○
○林依諾 10、9、ー9、5 ワン・ユエン
 杜凱琹 ー9、0、ー3、ー7 ミッテルハム○
○蘇慧音 5、7、12 マンツ

〈アメリカ 3ー0 韓国〉
○ジャー 7、6、11 李ユジン
○リリー・チャン 9、6、ー4、ー8、8 李シオン
○クリスタル・ワン 10、ー10、7、12 金智淏

女子団体準々決勝は、予想外(速報担当の読み違い?)の展開が続いた。

まず香港対ドイツ。香港のエース杜凱琹がまさかの2失点。もともとフォアの手数は少なく、バックの鉄壁の攻守を主体に戦うタイプだったが、今大会は相手にいいように打たれ、防戦一方になっている。香港のピンチを救ったのは、昨年よりもパワーを増した蘇慧音。ラストのマンツ戦では、13ー12のマッチポイントで、レシーブから台上バックドライブでマンツのフォアに打ち抜き、決着をつけた。

そして驚いたのは、韓国がアメリカにストレートで敗れたこと。明らかにプレーが硬い韓国に対し、アメリカはトップのジャーが抜群の攻撃力を披露。2番のリリー・チャンも途中からやや守りに入ったものの、集中力の高いプレーで李シオンを振り切った。韓国、3番金智淏は昨日の香港戦の殊勲者だったが、アメリカに傾いた流れを食い止められず。

 試合後、アメリカ女子のリリー・イップ監督は「とにかくハッピー。韓国はプロフェッショナルな練習をしているし、私たちよりレベルは上。でも、ちょっと韓国の選手たちは硬くなっていたように見えた」とコメント。韓国戦の前の作戦は、と聞くと「ボールに集中して、ボールをしっかりコントロールするだけ。プレシャーはなかったから。作戦については…、日本戦が終わってからあなたに話すわ、アッハッハッッハ」と破顔一笑。「日本のテーブルテニスマガジン」などと自己紹介したのがいけなかったか…。プレッシャーがなく、流れに乗っているアメリカ。韓国よりくみしやすい相手に思えるが、決して油断はできない。
  • 韓国戦トップでチームを勢いに乗せたジャー

  • 3番で金星、クリスタル・ワン

  • 写真中央がリリー・イップ監督。選手としても活躍した