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速報・現地リポート

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2014世界ジュニア選手権大会速報

●男子団体準々決勝
〈日本 3ー0 フランス〉
○村松 11、6、3 アキュズ
○酒井 5、9、7 カシン
○吉村 ー2、3、ー8、13、4 ルイズ

日本男子もフランスにストレート勝ち。メダル獲得を決めた!
トップ村松は、ユース五輪でも対戦したアキュズに対し、終始冷静にプレー。プラスチックボールになり、アキュズも前回よりはカットに対応できていたが、バックのナックルカットに対するミスがまだ出ていた。村松はバックドライブを決める場面もあり、卓球台にも慣れてきているようだ。2番酒井は両ハンドの速攻に、弧線の低いループドライブを織り交ぜ、カシンを翻弄した。

 苦戦したのは3番吉村。ルイズの変化の激しい投げ上げサービスに対して、レシーブが安定せず、ゲームを先行される展開。強打者同士の対戦に、1試合で2回もボールが割れ、交換した。第4ゲーム8ー10でマッチポイントをとられた吉村、しかし、9ー10で3球目バックドライブをバックストレートへ決め、12ー13ではバッククロスへロングサービスでエースを奪うなど、相手の計5回のマッチポイントをしのぎ、大逆転勝ち。試合後、「心臓が飛び出るかと思いました」と安堵の笑顔。しかし、その心臓は劣勢でも強さを見せていた。

 試合後、「もう次のことしか考えてないです。選手たちもすごい前向きですから」と田㔟監督。準決勝の相手は、やはりチャイニーズタイペイ。「タイペイに対しては、合宿でも『この選手ならこう戦おう』というのを準備してきたので、それを思い切ってやるだけですね。3番の吉村は、サービス・レシーブのコースを間違えると展開がガラッと変わるということ。試合後のミーティングでも、もう一度サービス・レシーブの大切さを話しました。でもプレー自体は決して悪くないですよ」(田㔟監督)。
  • 5回のマッチポイントをしのいだ吉村

  • トップで村松に敗れたアキュズ

  • 「ヤバかったな…」な表情の吉村くん

  • 試合後にITTFの撮影に乗じてパチリ。選手たちはまだまだ上を見ている