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2014世界ジュニア選手権大会速報

 男女団体の表彰式を終え、会場内が慌ただしさを増す中で、日本女子チームの呉光憲監督は「2位というのは残念な結果です。アジアジュニア選手権の女子団体決勝では1ー3で、今回はもっといけるという手応えを感じていたけど、中国の強さを改めて経験した」と女子団体決勝を振り返った。「技術的には台上のプレーやレシーブは、日本チームは去年より確実に進歩している。ただ、ラリー戦になると中国選手のフットワークや、パワーにはまだ及ばない。これは時間のかかる部分です。動きの幅を広げ、攻撃力を追求していく必要がある」(呉監督)

 女子団体決勝では、「日本女子をエースとして背負っていく」と評価する平野を3番に置き、トップ伊藤、2番佐藤というオーダー。一方で、アジアジュニアの団体決勝で劉高陽を下した前田はオーダーから外れた。
 「去年の世界ジュニアでも伊藤を1番で出しました。今回も劉高陽に対して、バック表のナックルボールでチャンスを作る作戦で、実際にチャンスはありましたが、やや凡ミスが多かった。彼女らしく、もっと元気良く戦ってほしかった。
 2番の佐藤は9月のアジアジュニアの団体でも陳幸同と当たって、良い勝負をしていましたが、今回は相手もかなり佐藤のプレーを研究していましたね。平野を3番で起用したのは、3番は確実に勝って、4番の佐藤につなげる作戦でした。前田はアジアジュニアで良いプレーをしてくれましたが、今回は若い選手にも経験を積ませたかった。これからまだ4回は世界ジュニアに出る機会がある、伊藤や平野にその経験を活かしてほしかった」

 「個人戦はメダルを獲れるように頑張ります。悔いのない戦いをしたい」と締めくくった呉監督。闘将の戦いはこれからだ。
  • トップ伊藤にアドバイスを送る呉監督

  • 決勝前にコートで整列する日本女子チーム