男女シングルスとも、中国選手が6名も出場してくる今回の世界ジュニア。日本勢は勝ち進んでいくと、どこで中国選手に当たるのか。もちろん韓国や香港、スウェーデンをはじめ強豪選手は数多くいるが、やはり中国勢との当たりが気になる。日本選手が中国勢と最初に当たるラウンドをチェックしてみよう。
●男子シングルス
村松雄斗 →準々決勝(vs. 呂翔)
吉村和弘 →2回戦(vs. 梁靖崑)
酒井明日翔 →3回戦(vs. 王楚欽)
坪井勇磨 →3回戦(vs. 于子洋)
第1シードの村松は準々決勝まではそれほど難しい相手はいないが、準々決勝で日本戦3番で勝ち星を挙げた呂翔と対戦。ただ、呂翔は3回戦で同じ左腕の趙勝敏との対戦があり、接戦が予想される。
「中国選手と当たりたい」と語っていた吉村は、2回戦で優勝候補の梁靖崑を迎え討つ。梁と対戦するため、確実に今日の1回戦は突破したいところだ。酒井は3回戦で王楚欽と対戦。坪井は3回戦に進出すれば、第2シードの于子洋との対戦となる。
●女子シングルス
平野美宇 →準々決勝(vs. 朱朝暉)
前田美宇 →3回戦(vs. 陳可)
伊藤美誠 →準々決勝(vs. 王曼昱)
佐藤瞳 →3回戦(vs. 何卓佳)
平野は準々決勝で、第1シードの杜凱琹と中国の朱朝暉、恐らくこのふたりの勝者と対戦することになる。前田は3回戦で、韓国オープンで石川佳純を破った陳可との左腕対決。ここを乗り切ると次は団体メンバーの陳幸同という厳しい組み合わせだ。伊藤は準々決勝で王曼昱とのビッグマッチ。佐藤もメダル獲得までには、3回戦で右シェークバック異質の何卓佳、準々決勝で劉高陽とふたりの中国勢を破らねばならない。
少し「皮算用」が過ぎるかもしれないが、要は中国選手が早いラウンドで敗れない限り、日本勢は中国に勝たなければシングルスのメダルはない、ということ。団体戦の借りはシングルスで返したい。