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2014世界ジュニア選手権大会速報

●男子シングルス準決勝
村松 5、7、6、6 薛飛(中国)
于子洋(中国) 9、7、ー11、1、10 劉丁碩(中国)

村松、右ペンドライブ型の薛飛を圧倒して決勝進出!

 相手の薛飛に対して、ベンチに入った田㔟監督は「試合前、薛飛は上海チームのカットマンをひとり呼んできて練習していて、あまりパワーがないのはわかっていた。表ソフトのカットの変化も読めていなかった」と語った。その言葉のとおり、薛飛は村松のカットを打ち抜けず、レシーブにも厳しさがない。その相手に対し、村松は第1ゲームのラブオールから横下回転系のフォアサービスで2本連続でサービスエース。次のサービスでは横上回転系のサービスでまたもエースを奪い、次の1本はフォアの連続攻撃で得点。4ー1、7ー1、9ー3と一気にリードを広げ、完璧なスタートダッシュを見せた。
 その後も村松は、バック面の表ソフトをフォアに反転させたり、フォアで連続攻撃を仕掛けたりと、持ち味を生かしたプレー。第3ゲームに4ー0から4ー5と逆転されたが、6ー6から一気の5点連取で11ー6とし、第4ゲームも終始リード。2011年大会で優勝した丹羽孝希以来、日本選手では3大会ぶりの決勝進出だ。

 その村松と決勝で対戦するのは于子洋。顔はまだあどけなく、相手の好プレーに拍手を送ったり、ミスに大げさに膝をついて見せたりと憎めないところがあるが、プレーはジュニアの域を越えている。「危機管理能力が高い」という印象だ。他の選手ならミスをするとわかっていても打ってしまうボールを、時にはカットやロビングも交えながらしのぎ、逆襲。横なぐりに打つフォアのミート打ちも、中国選手には珍しい技術。

 いよいよ男子シングルス決勝。村松、ここまできたら優勝しかない!
  • 村松、完勝で決勝進出だ

  • センスを感じる薛飛だが、まだ発展途上

  • ベンチで田㔟監督とガッチリ握手

  • フォア前へのストップから劉丁碩を攻略した于子洋