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平成26年度全日本選手権大会速報

●ジュニア女子3回戦
加藤(JOCエリートアカデミー) 9、6、7 森谷(日南学園高)
早田(石田卓球クラブ) 5、9、7 塩谷(粉河高)
平野(J0Cエリートアカデミー) 9、4、4 佐藤(横浜隼人高)
浜本(JOCエリートアカデミー/大原学園) 2、9、4 高東(近大福山高)
伊藤(スターツSC) 7、10、10 野村(卓伸クラブ)
木原(ALL STAR) 6、ー6、ー11、9、11 瀬山(富田高)

 才能あふれる「黄金世代」の選手たちが続々と登場したジュニア女子3回戦。いずれもストレート勝ちで明日の4回戦進出を決めた。
 ファイター・佐藤の気合いにも動じず、正確な両ハンドドライブで攻略した平野は、なんと年末年始にひとりだけで中国合宿を行ったという。そのたくましさに驚かされた。「いつもより緊張しないで試合に入れました。ジュニアで注意している選手は、世界代表選考会で負けている芝田さん(四天王寺高)です」(平野)。その選考会では平野早矢香(ミキハウス)や森薗美咲(日立化成)にも勝利している平野。一般でも台風の目になる可能性はある。

 平野に続いて第17コートに登場した伊藤は、フォア強打で押してくる野村に対してやや受け身に回ったものの、要所は締めた。こちらは年末年始は静岡に帰省して地元の高校で練習し、その後大阪に戻って実業団チームで調整したとのこと。「今年はまず全日本で結果を出して、世界選手権に出たい」と試合後に語ったが、世界代表は十分に射程圏内だ。
 そして注目したいのが、平野・伊藤と同い年である中学2年生の早田。卓球関係者の間では、この早田の評価も非常に高い。大きく動かされても体勢が崩れないボディバランスの良さに加え、なんといっても振りが抜群に速い。体を合理的に使えるからこそ速く振れるのであり、間違いなくひとつの才能と言えるだろう。小学4年生の木原もゲームオールジュースの接戦を制して勝ち上がるなど、ジュニア女子のタイトル争いは興味が尽きない。
  • クレバーなコース取りが光る平野美宇

  • 伊藤美誠は世界代表入りをその目に見据える

  • 攻撃力は黄金世代でも随一の早田ひな