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平成26年度全日本選手権大会速報

 昨年のインターハイ女子ダブルスで地元・山梨代表としてノーシードから強豪を連破して3位に入賞し、会場を沸かせた真田/下山(日本航空高)ペアが2回戦に挑んだ。
 「ぐいぐい引っ張ってくれて、お母さんみたい」(真田)、「どんなボールも拾ってくれるので心強い」(下山)と語り、固い信頼を置く二人。インターハイ後も進学準備の合間をぬって練習を続けてきたという。佐野/中島(日本大/専修大)ペア相手に華麗なカットと攻撃で1ゲーム目を先取。2、3ゲーム目を相手に奪われるが、4ゲーム目を粘って奪い、勝負は最終ゲームへ。終盤まで接戦となり相手にマッチポイントを奪われた、追いつき11−11。インターハイで見せた逆転劇の再現なるかと思われたが、ここで痛恨のサービスミス。次の1本を粘りきれず、惜しくも敗れた。
 試合中は笑顔を見せるなど、のびのび戦ったが、試合後は2人そろって「悔しい」とコメントした。高校生として出場する全日本はこれで最後となるが、ともに別の大学で卓球を続け、山梨からペアを組んで出場を目指すという。3年間ペアを組み、「最初はボロボロだったけど、3年生になってようやくカットペアらしくなってきた」と語り、今回が2度目の全日本出場で、2回とも初戦負け。ともに大学で力をつけ、来年は全日本での初勝利を狙う。春からは別の道に進むが、これからも二人の挑戦は続く。

女子ダブルス2回戦
佐野/中島(日本大/専修大) −5、6、3、−7、11 真田/下山(日本航空高)
  • 全日本初勝利ならず、真田/下山

  • ベンチでは笑顔も