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平成26年度全日本選手権大会速報

 大会最年長・47歳の大栗寛(徳島銀行)が男子シングルス1回戦に登場。実業団の強豪選手・有田(原田鋼業)に対し、ペン表ソフトから繰り出す積極果敢なフォアスマッシュで第1ゲームを11-3で奪ったが、第2ゲームからはフォアをうまく攻められた。有田のバックドライブも強力だった。

 「有田くんのことは中学生くらいの頃から知っていたけど、やはり今は球威もコースもずっとレベルが上がっていた。出足はうまく点が取れたけど、2ゲーム目からは相手にフォアにボールを集められた。自分の力はある程度出せたけど、もう少しフォアの処理がしっかりできると良かったですね。ボールは自分も相手もTSPを選んだし、TSPのプラボールで練習してきたので、問題はなかった」(大栗)

 「試合前は練習はやってきたし、節制して体重も絞ってきた。勝(英雄さん)がたしか60歳くらいまで全日本の一般に出ていたので、ぼくもそこまで頑張りたい」と最後にコメントした大栗。全日本マスターズに全国ラージ、そして全日本と、各種大会を股にかけて、まさに「人生卓球」を地で行く競技人生だ。現役選手の輝きにまさるものはない。