●女子ジュニア準決勝
早田(石田卓球クラブ)9、9、9 木村(ミキハウスJSC)
伊藤(スターツSC)5、−10、−5、4、12 平野(JOCエリートアカデミー)
●女子ジュニア決勝
伊藤(スターツSC)8、9、9 早田(石田卓球クラブ)
ベスト4を中学生が占める中、飛び出したのは唯一のバック表の速攻型の伊藤だ。
準決勝ではライバルの平野にマッチポイントを握られながら逆転勝ち。パンチのある攻撃だけでなく、バック表ソフトの変化をうまく使うようになっている。
表ソフトでガツっと切ったツッツキは裏ソフトと違い、スーッと滑るようにコートに入ってくる。それを平野は一発で狙いに行けず、ドライブで持ち上げさせられて、上から叩かれた。
決勝の伊藤は一転して攻撃よりも守備的なプレーになる。早田にあえて打たせてオープニングを突く戦術で、早田を前後左右に揺さぶった。ミスのない両ハンドが特徴の早田だが、伊藤の揺さぶりにいつもより1,2本とミスを重ねてしまった。
中学2年で頂点になった伊藤美誠。明日からはまだ一般シングルスと平野とのダブルスも残っている。ジュニアではチャンピオンとなっても伊藤の全日本はまだ続く。