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平成26年度全日本選手権大会速報

●男子ジュニア1回戦
遠藤(TTC浦和)1、6、7 村上(高田高)

高田高という名前に覚えはないだろうか?

11年の東日本大震災の年、
被災した岩手・高田高のインターハイ団体出場は大きなニュースになった。

初日の全日本ジュニアに初出場した村上奨記は、その奇跡の出場の団体メンバーだった村上雄一の弟だ。
毎日2時間の部活、そして夜は家の納屋で父と兄と2時間の練習。
努力を重ねて、13年度の高校選抜のシングルスで優勝するなど、実力をつけてきた。

そして今回、全日本ジュニアに初出場。
力強いフォアハンドで善戦するも、ストレートで敗れた。

「全日本は高校選抜の雰囲気とも違って飲まれて力が出せなかったのが悔しいです。次は来年度のインターハイに照準を合わせて頑張ります。
 全国で1勝でも多く勝って、地元を元気づけたい!」(村上)

日本卓球協会が掲げている「WASURENAI 3.11」の精神、それは彼の胸にも等しく宿っている。