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平成26年度全日本選手権大会速報

 試合は終始、松平志穂(ミキハウス)ペースだった。主導権を握っていた松平だが、森薗は執念を見せた。
 マッチポイントを取られながらも、勝負強さで逆転勝利した森薗美咲(日立化成)の試合後のコメント。
「3回くらい死んだ〈笑〉。最初から緊張しなさ過ぎて・・決勝で(石川)佳純ちゃんとやりたかった。自分のできることをやって負けるんだったら仕方ない。相手も調子が良くてつけいる隙がなかった。相手も若い選手だし、簡単には勝たせないぞという気持ちで臨んだ。高校1年以来のベスト4ですね。ここ2年くらいは初戦で負けていたので、1戦1戦勝とうと。
 最終ゲームに入る前は、王子サービスは長くくるので狙っていました。それで決まらなかったらしょうがない。2本くらいリードされてても挽回できると思ってました。
 最近、負けてて勝つとか、こういう試合ばかりですね。大丈夫だと心のどこかで思っている。佳純ちゃんとは同年代で、公式戦で勝てていないので、決勝で必ず当たりたい。
 (優勝すると世界代表ですね)私は監督推薦が難しいと思っているので、あまり意識はしていないけど、狙っていきます。
 美宇ちゃん、美誠ちゃんと若い選手が注目される中で、私はまだ22歳だけど、こういう選手もいるんだよとアピールしていきたい」

 カットマン対決となった石垣vs.佐藤は、石垣に軍配が上がった。世界代表選考会では3−2で佐藤が勝利していたが、石垣が2ゲームを先取し、試合を優位に進めた。「出足が悪かったのがひとつの敗因。昨日もカットの根本さんと対戦して、バックで先に仕掛けてからの展開だったけど、今日は先にフォアで打ち急いでしまった。促進ルールに入ってからも、フォアで打てないボールまで打ちにいってしまった」(佐藤)。ベスト8入りを果たしても「メダルを獲れるのと獲れないのでは大きな違い。満足できない結果でした」と悔しさをあらわにした。

●女子シングルス準々決勝 
森薗美咲(日立化成) -7、7、-7、-10、11、6、9 松平志穂(ミキハウス)
石垣優香(日本生命)8、6、−8、12、-8、6 佐藤瞳(札幌大谷高)