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平成26年度全日本選手権大会速報

●男子シングルス準々決勝
岸川聖也(ファースト)-9、-5、9、10、8、10 松平健太(JTB) 

岸川のラリー能力の高さが松平のカウンターを跳ね返し、接戦で準決勝進出を決めた。
岸川は序盤2ゲームを連取される苦しい展開だったが、それでもラリーを確実につないでいく。前陣のバック対バック、中陣での打ち合いでは松平が一発で撃ち抜く場面もあったが、ミスの少なさでは岸川に軍配が上がる。
松平の強力なカウンターをブロックし、コースをついて確実に得点する。派手さはないが、職人のようなラリー精度で強い岸川を見せつけた。

敗れた松平は「最後のほう、負けはじめてからは戦術が偏ってしまって相手のペースになってしまいました。2ゲームとったけど、3ゲーム目からはサービスを変えられました。
上回転系を多く出されて、ぼくがストップではなく少しかけていってしまったので、それを上から攻められてしまった。レシーブでの展開が悪くなると厳しい。レシーブで点が取れないからサービスで取りに行かないといけないので、余計にプレッシャーがかかってしまいました。
試合を決めるのはサービスです。今日の岸川さんはサービスが良かった」
とうつむいた表情で語った。アジア3位のダブルスは初戦で負け、世界ベスト8のシングルスは、メダルなく終わった。この結果に天才は納得しないだろう。
  • 岸川、鮮やかな逆転勝ち

  • 松平健太、悔しいベスト8