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平成26年度全日本選手権大会速報

●男子ダブルス決勝
森薗/三部(明治大/青森山田高) 9、7、11 岸川聖也/水谷隼(ファースト/beacon.LAB)

 昨年、センセーショナルな優勝をさらった若武者ペアは、さらに強くなっていた。森薗/三部ペア、2連覇!
 森薗の前陣での広角の攻めと、三部の中陣からのコース自在なフォアドライブは,今年もラリー戦で抜群のコンビネーションだった。岸川/水谷も、岸川がフォアストレートへのカウンターで会場をどよめかせるなど、随所に好ラリーを展開したが、サービス・レシーブで思うように先手が取れず、ラリーでは後手に回る展開が多かった。

 球質という部分でも、森薗の横回転やナックルのクセ球と、ドーンと重い三部のフォアドライブは、相手ペアにとっては対応が難しい。ゲームカウント2ー0の3ゲーム目、岸川/水谷が先に10ー9でゲームポイントを奪ったが、ここで岸川のバックドライブがミス。11ー10と逆転した森薗/三部は、最初のマッチポイントは森薗のチキータでのレシーブがオーバーしたが、11ー11で三部のカウンターのバックプッシュで得点。最後も三部がチャンスボールをフォアクロスに豪快に打ち抜き、ストレートで押し切った。

 「まさか2連覇できるとは思っていなかったので、とてもうれしい。作戦うんぬんより、自分たちの力を出し切ることを考えて1回戦から戦ってきて、その集大成として決勝で良いプレーができた」と優勝インタビューでの森薗。このペア、果たしてどこまで優勝回数を積み重ねるか?
  • 優勝後、少し照れながら抱き合う二人

  • 三部選手、顔が緊張気味です