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平成26年度全日本選手権大会速報

 決勝で阿部/森薗(四天王寺高)とのゲームオールの接戦を制した平野/石川。優勝後の会見では、「すごく苦しい試合でした。ふたりで力を合わせて勝ち取った優勝なので、去年の倍くらいうれしい」(平野)と声を弾ませた。

 「2ゲーム目を9本で落として、相手に流れがいってしまった。4ゲーム目も苦しかったけど、そこで声をかけあいながら、一本ずつ取れたことが大きな勝因です。阿部さんと森薗さんの勢いはすごかった。思った以上に、思い切りぶつかってきて、すごく強かったです。」(石川)
 「相手(阿部/森薗)はずっとストレートで勝ち上がってきていたけど、ラリーではしぶとくボールを入れてきて、勢いだけではない、強いペアだと感じました。やはり4ゲーム目を取れたのが大きかった。だから5ゲーム目に気持ちを切り替えて、新たな気持ちで戦うことができた」(平野)

 これで3冠に王手をかけた石川は、「2種目で優勝できたことは自信になったし、今日は苦しい試合も乗り切ることができた。明日は思い切ってプレーして、一球一球声を出して戦いたい」とコメント。明日の女子シングルス準決勝では前田美優(希望が丘高)と対戦する。21歳の石川でさえベテランに感じられるほど、若手選手に勢いがある今大会だが、「自分も受けて立つのではなく、挑戦する気持ちで戦いたい」と闘志をのぞかせた。