●女子シングルス2回戦
石川 5、8、8、10 パスカウスキーン(リトアニア)
マテロバ(チェコ) 9、ー11、ー4、ー12、6、9、6 平野
ビレンコ(ウクライナ) ー3、7、ー6、9、3、10 福原
女子シングルス2回戦、平野早矢香と福原愛が敗れる波乱……!
平野はバックハンドの強い長身の右シェークドライブ型、マテロバにゲームカウント3ー1から逆転を許した。巻き込みサービスのコントロールがあまくなり、試合の中盤からバックサービスに切り替えて戦ったが、思うような展開が作れず。6ゲーム目は5ー1とリードしていただけに悔やまれる。「力を出し切れなかった感じはないけど、サービスから3球目、レシーブから4球目でうまくいかないところがあった。今大会で見つかった課題はサービス・レシーブですね」(平野)。
福原は相手を前後左右に大きく揺さぶり、快調にスマッシュを決めて1ゲームを先取したが、やや打ちすぎたか。プラスチックボールでは強打の球速が落ちるのが早く、ビレンコは何本でも福原の強打をしのぎ、ストップにはスピード豊かなバックハンド、フォアドライブを打ち込んできた。得意の裏ソフト面と粒高面の反転も、福原が十分に警戒していてもミスが出るほど変化が大きい。ツッツキをうまく使い、もう少しアクセントをつけたかった。
「もう少し細かい技で勝負すべきだったかもしれません。今まで多くのカットマンに負けているので、自分が弱気になった面はある。こんなにたくさんの人が応援している中でこういう結果になったので、明日のダブルスは応援に応えられるように頑張りたい」(福原)。